森澤紳勝が語る 次代をつくる 還元水ってどんな水

「次代をつくる」連載3

第3回 還元水ってどんな水 最近、新聞、テレビなどで「還元水」が話題になっていましたが、皆さんはそれがどういう水かご存じでしょうか。
電気分解することによってマイナス極側にできる、アルカリ性で、水素を豊富に含み、還元力を持つ水を「電解還元水」と言います。
酸化とはものが錆びること、老化することです。逆に、還元とはものを元の状態に戻すことです。
電解還元水は、この還元力、すなわち、抗酸化力の特性を利用して、医療、農業、工業、食品、化粧品などさまざまな分野への応用が期待されています。実際、当社が行っている人工透析に関する研究では、透析に使う水を電解還元水に変えることで、患者さんの負担を軽減できるデータを得ており、台湾大学や東北大学と産学協同で臨床データを集めています。
また、その他の大学や病院でも、電解還元水を飲用することによる糖尿病への効果や皮膚に対する効果、運動時の疲労抑制効果に関して研究を進めています。
多くの疾病の原因は、ストレス、飲酒、喫煙などにより過剰に発生した活性酸素であることはよく知られています。また、最近の研究では老化も活性酸素が原因だと言われています。
電解還元水が活性酸素を抑制することは、既に基礎研究で証明されており、健康維持、生活習慣病予防、アンチエイジングに役立つことが期待できます。
日常的に飲む水を変えるだけで、病気のリスクを軽減できたり、若さを維持できれば、素晴らしいと思いませんか。

毎日新聞夕刊近畿版掲載

森澤紳勝Shinkatsu Morisawa日本トリム 代表取締役会長 兼 CEO

1944年高知県生まれ。
東海大学文学部卒後、健康関連機器製造販売会社を経て82年、電解還元水整水器メーカー「日本トリム」創業。
03年2月東証2部、04年3月東証1部、22年4月東証プライム上場。

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