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東北大学との電解水透析に関する共同研究 中間解析論文発表について

水素を付加した血液透析療法「電解水透析」が
透析患者のQOL向上に寄与する臨床効果を示唆

日本トリム・東北大学との共同研究、中間解析を論文発表

日本トリムは、国立大学法人東北大学 慢性腎臓病透析治療共同研究部門と共同で、水素を付加した血液透析療法「電解水透析」の臨床効果を示唆する論文を発表し、9月13日米国科学誌PLOS ONEに掲載されました。

図1: かゆみを持つ透析患者の割合の変化(一部改編掲載)

 

本研究は、多施設で電解水透析患者と通常透析患者の身体所見および臨床検査値、服薬歴、患者の自覚症状に関するアンケート等のデータを12ヵ月間収集、比較したものです。その結果、統計学的に有意に降圧薬の投与量の減少、重度な透析疲労およびかゆみ症状の抑制がみられ、電解水透析を選択することで透析患者のQOL向上に寄与する臨床効果が示唆されました。
 
今回の論文結果は、電解水透析と通常透析の長期に渡る予後比較を行う臨床研究(UMIN000004857)の12ヵ月時点の中間報告です。昨年末で5年間の観察を終えており、総死亡率、合併症罹患状況、入院回数、自覚症状および各種臨床検査値などの解析を現在進めており、今後さらなる電解水透析の臨床的な優位性を検討してまいります。
 
 
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