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日本トリムと神戸大学 共同研究講座を新設

株式会社日本トリムと国立大学法人神戸大学(本部:神戸市、学長:藤澤正人)とは、エッセンシャルヘルスケア科学 ※1 に関する共同研究講座を同大学院科学技術イノベーション研究科内に設置し、4月より共同研究を開始しました。

本共同研究講座では、生命に無くてはならない「水・空気・光」を人為的に自由にデザインし、レジリエンス力(回復力)※2 の高い予防から治療までの継ぎ目のないケアシステム(健康インフラ)を確立するための研究・開発を行います。

神戸大学は、バイオプロダクション、先端膜工学、先端IT、先端医療学などの自然科学系分野において世界をリードする先駆的な技術開発と教育研究の実績を有するとともに、社会科学系分野においてもMBAや法科大学院の充実と顕著なプレゼンスを示しています。これらの実績を活かし、高度な先端科学技術教育と社会科学教育を有機的に連携させた日本初の文理融合型の独立大学院である「科学技術イノベーション研究科」を2016年4月に設置しています。

日本トリムは、管理医療機器である整水器から生成される電解水素水 ※3 に関して、国内外の研究・医療機関との共同研究実績を積み重ね、予防(飲用による抗酸化、抗ストレス:先制飲水®)、医療(血液透析治療における疲労感の低減、死亡・合併症発症率低減:電解水透析®)、農業(作物の収量増と商品価値向上:還元野菜®)に関して課題解決(ソリューションズ)を提供しています。
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■背景
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新型コロナウイルスは、人々の生命、くらし、人生に大きな影響を及ぼしました。また、必ず起こるとされる南海トラフ巨大地震等の大規模災害も人々に大きな影響を及ぼすことが懸念されています。完全に避けることができない中、社会も人もレジリエンス力(回復力)を強化することが重要と考えられています。大災害時に改めてその重要さが認識される生命に無くてはならないものとして「水・空気・光」、我々はそこに着目しました。

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■共同研究講座概要
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講座名:エッセンシャルヘルスケア科学共同研究講座
期間:2023年4月1日~2026年3月31日(3年間)
研究題目:エッセンシャルヘルスケア科学
研究内容:生命に無くてはならない「水・空気・光」を人為的に自由にデザインし、レジリエンス力(回復力)の高い予防から治療までの継ぎ目のないケアシステムを確立するための研究・開発を行う。
研究代表者:神戸大学 大学院 科学技術イノベーション研究科 教授 近藤 昭彦
      株式会社日本トリム 代表取締役社長 田原 周夫

研究担当者:神戸大学 大学院 科学技術イノベーション研究科 特命教授 渡辺 恭良
      株式会社日本トリム MD室 室長 樺山 繁(兼任:同研究科客員教授)
両者の役割:
 神戸大学 :これまでのヘルスケア・メディカルケアの研究業績および新しく開発してきた方法論を活用する。
 日本トリム:電解水素水飲水によるより高い健康度を探求してきた研究をさらに発展させる。

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■方針
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ビジョン :レジリエンス力の高い健康インフラのある社会を実現する。ミッション:水・空気・光を人為的に自由にデザインし、レジリエンス力を高めるための健康から病気までの継ぎ目のない(シームレスな)Well-being ※4 実現のためのケアシステム(健康インフラ)を研究・開発し社会実装する。
バリュー :イノベーション心を燃やし、自他のレジリエンス力を高める。神戸大学と神戸、日本、そして日本トリムの強みを生かし共創する。
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※1 エッセンシャルヘルスケア科学:生命体にエッセンシャル(必須)な要素とそれらの健康への寄与、そして、個々人に対する最良の要素とそれを享受するための社会システムを研究する学問。
※2 レジリエンス力:変化やストレスに対する回復力や立ち直る力のこと。
※3 電解水素水:水道水を整水器で浄水・電気分解することで得られる、弱アルカリ性で分子状水素(molecular hydrogen)を含む飲用の水。
※4 Well-being:身体的、精神的、社会的に満たされた状態。持続可能な幸福。

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■神戸大学について

世界に開かれた港湾都市に位置し、「人文・人間科学系」、「社会科学系」、「自然科学系」、「生命・医学系」の4大学術系列の下に10の学部、15の大学院、1研究所と多数のセンターを有する総合大学です。
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[強み]:新たな社会課題解決に向け充実した研究・開発・社会実装基盤を整備しています。
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神戸大学では、未来社会に向けた新たな課題の解決に資する経済的・社会的価値を創造するために、傑出した知と有能人材を創出するとともに、社会実装につなげる研究環境基盤を強化することを目指した「神戸大学デジタルバイオ&ライフサイエンスリサーチパーク(DBLR)」を2022年10月1日に開設しました。

また、専任のコーディネーターがガイド役となり、ニーズ探索から研究、開発、薬事、販路開拓まで一貫したワンストップの支援を提供する神戸医療産業都市、そして理化学研究所を中核として「個別健康の最大化」を目指し総合健康度ポジショニングマップを開発した科学技術振興機構(JST)平成27年度事業「健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックス」を継承する組織として設立された神戸リサーチコンプレックス協議会との連携を強化しています。

共同研究講座を設置した科学技術イノベーション研究科は、先端科学技術分野における研究開発能力とアントレプレナーシップを兼ね備えた理系人材の養成・輩出を目指しています。

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