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当社が参画する神戸大学とのアグリプロジェクトが兵庫県での「平成31年度アグリビジネス創出支援事業」に採択されました

このたび、当社が参画する神戸大学との共同プロジェクト「電解水素水を利用した高品質・高機能性 柿『太秋(たいしゅう)』の育成」が兵庫県で実施される「平成31年度アグリビジネス創出支援事業」に採択されました。
 
【背景】
本プロジェクトで育成の対象となる柿「太秋(たいしゅう)」は、サクサクした食感で糖度の高い優良品種ですが、秋の雨期に入ると条紋が酸化することで、黒変を誘発し品質の低下をまねきます。これは、酸化反応に起因すると考えられています。本プロジェクトでは、電解水素水の抗酸化作用を利用し、酸化黒変の抑制とともにカロテノイド(*1)含量が増加した高品質・高機能の柿「太秋(たいしゅう)」の増産を目指します。また、将来的な輸出も視野に入れ、簡便・安価な可食性コーティング(*2)による貯蔵期間の延長も試みます。
当社は、本プロジェクトで黒変の少ないカロテノイド含量が増加した柿「太秋(たいしゅう)」の増産と、貯蔵期間の延長を可能にすることで、加工食品による6次産業も含めた農業の活性化に貢献してまいります。
 
▼兵庫県HP内のリリースはこちら
「平成31年度アグリビジネス創出支援事業(補助金)について」
 
 
(*1)カロテノイド・・・主に野菜や果実などに含まれる、黄・橙・赤色の色素類の総称。
強い抗酸化作用が特徴で、活性酸素を除去する役割をもつほか、抗がん作用などに効果が期待できる。
 
(*2)可食性コーティング・・・可食性の天然素材で青果物をコーティングし、吸収、蒸散を
抑制することで貯蔵性を向上させる。