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赤ちゃんへの正しい水分補給法は?最適な飲み物やタイミングについて解説

母乳やミルクだけで育つ低月齢期と、離乳食が始まる生後5〜6ヵ月以降では水分補給に大きな違いがあります。成長段階に合った飲み物を選び、適切に水分補給をする為には、どんな飲み物をどれくらいの量、どのような頻度で与えれば良いか、ご紹介していきます。

新陳代謝が活発な赤ちゃんにとって水分補給は重要!

大人が体内に保持する水分量はおよそ60%に対し、新生児は80%、乳児は70%です。大人に比べて体内の水分量は多いですが、代謝が活発なため、大人よりも尿・便・汗などで排出されやすく、脱水しやすいのです。そのため大人が必要な水分量が体重1kgあたり30~40ccに対し、赤ちゃんは150ccで約5倍もの水を必要としています。

ミルク以外の水分をとりはじめる時期って?

編集部がおこなった、子育て経験のある20代以上の男女へのアンケート調査によれば、赤ちゃんにミルク以外の水分を与えはじめた時期は生後6~8ヵ月で44.3%、4~5ヵ月で43.4%、3ヵ月以下は12.3%との結果が出ました。赤ちゃんの成長スピードや好みには個人差があり、ミルク以外の水分を受け入れ始める時期にも差があります。周囲の同じ月齢の赤ちゃんがお乳やミルク以外を飲み始めても、決して焦らないでくださいね。

水分補給に適した飲み物は?

離乳食期は大きく分けて3段階あります。それぞれの時期にどんな飲み物が適しているのかを解説します。

離乳食開始後は白湯やベビー用麦茶も取り入れよう

5ヵ月目頃までは母乳や育児用ミルクを与えれば、水分も栄養も十分。飲みたがらないのに無理に水分を与える必要はありませんが、欲しがるようであれば入浴後や起床後など喉が渇いていそうなタイミングで、白湯(湯冷まし)を試してみてもよいかもしれません。

水分補給の内容や回数が大きく変わるのは、離乳食が始まってから。離乳食初期は母乳やミルク以外に徐々に慣れさせ、「飲み込む」という行為を覚えさせる時期で、栄養や水分補給はミルクが中心です。離乳食も後期になる生後9〜11ヵ月頃には、食事の回数も1日3回になり、料理の内容も液体から手づかみ食べができるほどの固形に移行します。食事の回数、そして固形食が増えると授乳が減り、水分不足になりがちです。白湯や麦茶もとりいれ、また外出後やお風呂上りなど汗をかいたあとにもミルクや白湯を飲ませましょう。糖分を含まない白湯や麦茶は、食事後の口内をさっぱりさせ、虫歯予防にも効果的と言われています。

麦茶はカフェイン等の成分が入っていないため、月齢が低いうちから飲ませても問題ありません。ただし、赤ちゃんには味が濃く感じられる可能性があるため、白湯で薄めてからにしましょう。

低月齢の赤ちゃんに果汁・フルーツジュースを与えるのはNG

親世代に、薄めた果汁を与えるように言われたことはありませんか? 実はこの育児ノウハウ、世代間ギャップのひとつ。以前は保健所などで果汁を薄めて与えるよう指導していることもあったのですが、現在は果汁・フルーツジュースを赤ちゃんに飲ませることは推奨されていません。赤ちゃんにとっても美味しい味のため、そればかり欲しがって、その分ミルクを飲まなくなってしまうことが大きな理由です。果汁やジュースを飲み過ぎると糖分過多となり、成長に必要な他の栄養摂取量が低下する恐れがあります。果汁やジュースを与えるのは、なるべく生後12ヶ月後以降にしましょう。また、与える際はアレルギーの原因となることもあるため、飲ませすぎは禁物です。

そのほか、赤ちゃん用イオン飲料については医師の判断をあおいでください。イオン飲料を多量摂取すると虫歯やビタミンB1欠乏症などにつながったり、死亡事故も報告されています。

育児用ミルクは軟水を使いましょう

ミネラル分を多く含む硬水を未成熟の赤ちゃんが飲むと、嘔吐や下痢を起こす可能性があります。育児用ミルクは軟水で作りましょう。もちろん白湯も軟水が適しています。

日本の水道水は軟水なので、硬度が分からなければ水道水を使いましょう。気になるカルキ臭などは、煮沸すると臭いが抜けます。水道水の臭いだけでなく、含まれる成分なども気になる場合は、浄水器や整水器の導入を検討してもよいでしょう。

硬度の高い水によって、もし下痢や嘔吐といった諸症状が出たときには、医師に相談して適切に対処しましょう。

赤ちゃん用マグを活用しよう!

赤ちゃんは言葉で何かを要求してくれるわけではないため、のどが渇いていないかな?と心配になることもありますよね。

水分をとりたがらない様子の時は無理に飲ませなくても大丈夫ですが、離乳食開始後あまりにも水分をとらない場合は、赤ちゃんにお茶を飲んでいる姿などを見せてみましょう。赤ちゃんは真似が好きなので、倣って飲んだり、飲むことに興味を持ったりするかもしれません。赤ちゃんによっては、哺乳瓶の乳首の形状に好き嫌いがあることも。赤ちゃん用マグや飲み口の形状もいろいろ試し、お気に入りを見つけるといいでしょう。中には、乳首よりもストロー状の飲み口の方が気に入るお子さんもいますよ。

暑い時期などは冷蔵庫で少し冷やしたくらいの水の方が、よく飲んでくれることもあります。また、お水を授乳前に与えると母乳を飲む量が少なくなることもあるため、授乳と授乳の間に50ccくらいの水分を与える程度が適当です。お茶や白湯がだめなら、食事に果物や具の多いスープなどをとりいれて水分補給しましょう。

さいごに

大人以上に水分補給が大切なのが赤ちゃんです。離乳食期では段階を追って少しずつ飲める飲料の種類は増えるものの、栄養不足を防ぐためにも果汁やジュースはなるべく控えるのが望ましいです。また、育児用ミルクの調乳には軟水を使いましょう。まだ喋れない赤ちゃんのため、日々の様子に目を配りながら、まめに水分補給を心がけてくださいね。

                                                   <参考文献>
和光堂「赤ちゃんはどんなときに水分補給が必要?」
(https://community.wakodo.co.jp/community/drink/)
フマキラー「赤ちゃんの水分補給はいつから?タイミングや量について」
(https://fumakilla.jp/foryourlife/161/)
公益財団法人母子健康協会「1.子どもの特性 乳幼児は脱水になりやすい」
(https://jp.glico.com/boshi/futaba/no72/con05_03.htm)
母子衛生研究会「生後3か月の水分補給について」
(https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=436)
母子衛生研究会「1歳2か月。卒乳したら、なおさら水分を摂らなくなりました」
(https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=510)
たまひよ「猛暑を乗りきる[0~1歳児の水分補給]月齢ごとの注意点&NG飲料を小児科医が解説」
(https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=24474)
米小児科学会「生後12ヶ月未満の乳児に与えるフルーツジュースの影響に関する報告」
(https://www.healthychildren.org/English/healthy-living/nutrition/Pages/Where-We-Stand-Fruit-Juice.aspx)
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド 改定に関する研究会|45ページ、イオン飲料」
(https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000464806.pdf)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2010年版)|2ページ 2‒2.乳児期の哺乳量」
(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4ar.pdf)
厚生労働省「Ⅱ-1 授乳の支援1 授乳の支援に関する基本的考え方」
(https://www.mhlw.go.jp/content/000640086.pdf)
厚生労働省「表3 乳児期の栄養指導における心配事及びフォロー例 水分摂取|5ページ 」
(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000055493.pdf)
厚生労働省「離乳編|8、9ページ」
(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17c.pdf)