ミネラルウォーターに含まれるミネラルは?ミネラルの種類や役割 | 水と健康の情報メディア|トリム・ミズラボ - 日本トリム

ミネラルウォーターに含まれるミネラルは?ミネラルの種類や役割

ミネラルの摂取を目的としてミネラルウォーターを飲んでいるという方、多いのではないでしょうか。では、ミネラルウォーターには本当にミネラルが含まれているのでしょうか?どんな種類のミネラルがあり、どのような働きがあるのでしょうか?

ミネラルウォーターを上手に活用するために知っておきたい、ミネラルの知識をまとめました。

ミネラルウォーターにはミネラルが含まれている?

「ミネラルウォーター」という名前から、ミネラルが多く含まれていると思っている方も多いかもしれません。

ミネラルウォーターは一般的に地下を移動または滞留する間に地層中のミネラルが溶け込むとされていますが、どのようなミネラルがどのくらい含まれているかということは製品によって大きな違いがあります。

中には水道水と比べてミネラル含有量がほとんど変わらない、あるいは少ないものもあるようです。

一般的に、ヨーロッパのミネラルウォーターは土壌を移動する時間が長いためミネラルが多く含まれており、日本のミネラルウォーターはミネラルがあまり含まれていないと言われています。

具体的にどのようなミネラルがどのくらい含まれているのかを知るためには、製品の栄養成分表示を確認するのがおすすめです。

ミネラルの種類と役割

ミネラルウォーターに含まれているミネラルには様々な種類がありますが、ここでは代表的なミネラルとその役割を見てみます。

ナトリウム

ナトリウムには、体液の浸透圧を一定に保つ、筋肉の運動や神経伝達を助けるといった役割があります。

カルシウム

骨や歯の元となるミネラルとしてよく知られています。

摂取不足が懸念されているミネラルの一つであり、牛乳や小魚といった食品からも積極的に摂取することが勧められています。

マグネシウム

マグネシウムは骨の形成を助けているほか、様々な酵素の補酵素としての役割も果たしています。

食品から摂りすぎることは通常ありませんが、サプリメントやミネラルウォーターから多く摂取することによって下痢になる場合もあるので注意が必要です。

カリウム

カリウムは細胞内液に存在しており、細胞外液のナトリウムと一定のバランスを保つ働きがあります。

ナトリウムが過剰になった際には、体外に排出し、血圧を下げるという役割も果たしています。

ミネラルウォーターでミネラルを取れる?

ミネラルウォーターの中には一定のミネラルが含まれているものもありますが、それだけで必要なミネラルが摂取できるということではありません。

ミネラルウォーターに含まれているミネラルの量は、食品などと比べるとごく微量です。十分なミネラルを摂取するためには大量のミネラルウォーターを飲まなければならず、飲んでも結局は尿と一緒に体外へ排出されてしまいます。

ミネラルは、食事からきちんと取るというのが本来の形です。バランスの取れた食生活を心がけたうえで、補助的なアイテムとしてミネラルウォーターを活用するようにしましょう。

まとめ

それでは最後に、ミネラルウォーターのミネラルについてまとめておきます。

  • ミネラルウォーターに含まれるミネラルの種類や量は製品によって大きく異なる
  • ミネラルにはナトリウムやマグネシウム、カルシウム、カリウムなどがあり、それぞれ異なる働きをしている
  • ミネラルは食事からきちんと摂取できるようにし、ミネラルウォーターは補助的に活用する

<参考文献>
「Q&A集」一般社団法人日本ミネラルウォーター協会
(https://minekyo.net/publics/index/7/)
「健康になる!ミネラルの働き」日本医師会
(https://www.med.or.jp/forest/health/eat/06.html)