ペットボトルって何? その種類や特長を知ろう
水やジュース、お酒といった飲み物、しょうゆなどの調味料などの容器として活用されている、ペットボトル。缶や瓶と比べて、その手軽さが気に入っている方も多いのではないでしょうか?私たちの生活に欠かせないペットボトル。
- そもそもどんなもの?
- どんな種類がある?
- リサイクルの方法は?
ここでは、ペットボトルの基礎知識についてまとめます。
ペットボトルとは
ペットボトルは、プラスチックの一種であるポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)を原料とした容器です。英語表記のPOLY ETHYLENE TEREFTALATEから「PETボトル(ペットボトル)」と名付けられました。
ペットボトルは、水(ミネラルウォーター類)のほか、ジュースやお茶などの飲み物、酒類、しょうゆなどの調味料まで広く使われています。その中身によって、ペットボトルは次のような種類に分けられます。
耐圧用ペットボトル
主に炭酸飲料を入れるためのもので、炭酸ガスの内圧によって変形しないよう設計されています。容器は円筒状で、底部が「ペタロイド」と呼ばれる花弁状なのが特徴です。
耐熱用ペットボトル
高温充填に対応する耐熱用ペットボトルは、充填時の高温と、その後の温度低下による減圧に 対応できるようになっています。果汁飲料やスポーツドリンクなどに用いられます。胴部には凸凹があり、口部が白いという特徴があります。
無菌充填用ペットボトル
手で持つとへこむくらいに薄くて軟らかい構造が特徴で、ミネラルウォーター類やお茶飲料などに用いられます。
<参考>
「たくさんの用途と種類」PETボトルリサイクル推進協議会
http://www.petbottle-rec.gr.jp/basic/use_kind.html
ペットボトルの特長
ペットボトルには、次のような特長があります。
軽い
ペットボトルは、同じ容量のガラス瓶と比べて約1/7~1/10の重さと言われています。
割れにくい
ペットボトルは、ガラス瓶と違って落としても割れにくい特長があります。
蓋ができる
ペットボトルは何度でも蓋をすることができるので、持ち運びに便利です。
リサイクルが可能
ペットボトルはリサイクルが可能です。適切にリサイクルを行うには、ペットボトル本体とラベル、キャップを分別し、お住まいの地域の収集ルールに従って廃棄するようにします。その方法には、主に次の2種類があります。
①ボトルtoボトル
回収したペットボトルを原料の状態に戻し、再びペットボトルを作る方法。従来のペットボトルとほとんど品質の変わらないペットボトルが再生できるとされています。
②マテリアルリサイクル
ペットボトルを細かく砕いたフレークを原料として、たまごパックなどのシート、スーツやバックなどのポリエステル繊維、洗剤容器やバスケットなどを作ります。
<参考>
「PETボトルの優れた特長」PETボトルリサイクル推進協議会
http://www.petbottle-rec.gr.jp/basic/merit.html
まとめ
最後に、ペットボトルについてまとめます。
- ペットボトルはポリエチレンテレフタレートを原料とした容器で、飲料や調味料などが入れられる
- ペットボトルはその中身によって、耐圧用、耐熱用、無菌充填用などといった種類に分けられる
- ペットボトルには、軽い、割れにくい、蓋ができる、リサイクル可能などといった特長がある
- ペットボトルのリサイクル方法には、ボトルtoボトルと、マテリアルリサイクルの2つがある
<参考文献>
PETボトルリサイクル推進協議会 http://www.petbottle-rec.gr.jp/
「安全でおいしい水道水供給の推進」公益社団法人日本水道水協会