アンダーシンク型浄水器とは?そのメリット・デメリット | 水と健康の情報メディア|トリム・ミズラボ - 日本トリム

アンダーシンク型浄水器とは?そのメリット・デメリット

アンダーシンク型浄水器は、近年注目を集めている浄水器の一つ。大型ながらもシンク周りをすっきりと見せることができるのが魅力となっています。そんなアンダーシンク型浄水器、どんな特徴があるのでしょうか?

ほかの浄水器と比べたメリット・デメリットは?アンダーシンク型浄水器について詳しく見てみます。

アンダーシンク型浄水器とは

形状、大きさ

アンダーシンク型浄水器とは、シンク下に埋め込むタイプの浄水器です。原水と浄水の切り替えが可能な水栓に付け替えるものと、既存の水栓とは別に浄水専用の水栓を取り付けるものとがあります。

ほかの浄水器と比べて大型ですが、シンク下に収納されるため、シンク周りはすっきりとするのが特徴です。

最近では多くの家庭のキッチンに収納できるようなコンパクトタイプのアンダーシンク型浄水器も増えてきています。水栓自体のデザインや使い勝手にこだわった製品も多く、注目を集めています。

カートリッジ(ろ材)

アンダーシンク型浄水器のろ材としては、活性炭と中空糸膜を組み合わせたものなどが多く用いられています。このようなろ材は蛇口直結型浄水器などにも使われていますが、アンダーシンク型浄水器のカートリッジはほかの浄水器と比べて大きいため、ろ過能力やろ過流量は一般的に大きくなります。

カートリッジの寿命も長く、交換期間は1年に1回程度となっています。シンク下にカートリッジを収納するため、交換の際はやや手間がかかりますが、交換方法自体はそれほど難しくありません。

価格

アンダーシンク型浄水器の価格は5~20万円程度と、ほかの浄水器と比べるとやや高めです。本体とは別に、取付工事費用が発生する場合もあります。工事が必要なため、基本的にはメーカーから直接購入するか、工務店やキッチンメーカーなどに設置を依頼するという形になります。

新築やリフォームをする際にアンダーシンク型浄水器導入を検討される方も多いようです。

アンダーシンク型浄水器のメリット・デメリット

では、アンダーシンク型浄水器にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

メリット

アンダーシンク型浄水器は本体をシンク下に収納することができるので、シンク周りがすっきりとするというのがメリットです。蛇口直結型や据え置き型のようにいかにも浄水器を付けているといった印象がなく、蛇口一体型と比べて水栓もスマートです。

一方でろ過能力やろ過流量は大きいので、料理などにもたっぷりと浄水を使いたいという方にもおすすめです。

デメリット

アンダーシンク型浄水器は一般的にほかの浄水器と比べて価格は高めです。また、業者による設置工事が必要で、別途工事費用が発生することもあります。ですから、気軽に導入するというわけにはいきません。

アンダーシンク型を導入する際には、本当に浄水器が必要かどうかということはもちろん、製品による除去物質の違い、水栓の使いやすさ、デザイン、費用など様々な点を確認することが必要になります。

まとめ

それでは最後に、アンダーシンク型浄水器についてまとめておきます。

  • アンダーシンク型浄水器は、本体をシンク下に収納するタイプ
  • カートリッジには活性炭と中空糸膜を組み合わせたものなどが用いられており、交換頻度は1年に1回程度
  • アンダーシンク型浄水器価格は5~20万円程度で、別途取付工事費用が発生することもある
  • シンク周りがすっきりとし、ろ過能力も大きいのがアンダーシンク型浄水器のメリット
  • 費用が大きく工事も必要なため、導入の際にはしっかりと検討する必要がある

<参考文献>
「アンダーシンク(ビルトイン)形」一般社団法人浄水器協会
(http://www.jwpa.or.jp/jo_undersink.htm)