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ミネラルウォーターとは?種類や成分など気になる5つの疑問を解決!

ミネラルウォーターを飲んでいる人はどれくらい?

近頃はコンビニやスーパーマーケットで気軽に購入できるようになった「ミネラルウォーター」。普段の飲み水としてだけでなく、料理用の水や、非常時の備えとしても利用している人は多いのではないでしょうか。

2021年1月にミズラボ編集部で「普段、ミネラルウォーターを利用していますか?」というアンケート調査を行ったところ、65.8%と過半数の人が「はい」と回答しました。

この結果からも、ミネラルウォーターが多くの人の生活に浸透していることが分かります。

しかし、ミネラルウォーターを日常的に飲んでいるという人も、実際にはどんな水かよくわからないまま利用している、ということが多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ミネラルウォーターの定義や種類、製造工程などの基礎知識から、よくある疑問についても解説していきます。

ミネラルウォーターとは

そもそもミネラルウォーターとはどのような水なのでしょうか。

ここでは、ミネラルウォーターの定義や採水方法、製造工程などの基礎知識を説明します。

ミネラルウォーター類は「水のみを原料とした清涼飲料水」

食品衛生法では、ミネラルウォーター類は「水のみを原料とする清涼飲料水」として定義されています。

水のみを原料とするミネラルウォーター類は、主に地下水が原水です。

山々に降り注いだ雨や雪は、河川を形成して海へ流れ込むほか、一部は地中深くへ染み込みます。そして、長い年月をかけて地層のフィルターでろ過され、土壌中のミネラルを溶かし込みながら地下を滞留・移動していきます。

これらの地下水をくみ上げたり、湧出したところを採水したものがミネラルウォーター類に使われる水です。

原水の種類

ミネラルウォーター類の原水となる地下水は、下記の7種類です。「鉱泉水」「鉱水」などは飲んだことがある人も多いのではないでしょうか。

浅井戸水 浅井戸からポンプ等により取水した地下水
深井戸水 深井戸からポンプ等により取水した地下水
湧水 不圧(自由面)地下水、被圧地下水の区分によることなく自噴している地下水
鉱泉水 自噴する地下水のうち水温が25℃未満の地下水であり、かつ溶存鉱物質等により特徴付けられる地下水
温泉水 自噴する地下水のうち水温が25℃以上の地下水、又は温泉第二条に規定される溶存鉱物質等により特徴付けられる地下水のうち飲用適のもの
伏流水 上下を不透水層に挟まれた透水層が河川と交わるとき透水層内に生じる流水
鉱水 ポンプ等により取水した地下水のうち溶存鉱物質等により特徴付けられる地下水

ミネラルウォーターの製造工程

次は、ミネラルウォーターの製造工程についてです。

日本で製造されるミネラルウォーターは、くみ上げた地下水(原水)を採水、ろ過し、加熱殺菌、あるいはそれと同等の除菌・殺菌処理を施してから容器に詰め、蓋をして出荷します。

現在日本では、国産品のほか輸入品のミネラルウォーターも販売数が増えており、合わせて1,000商品ほどが販売されていると言われています。

ミネラルウォーター類の主な分類

ミネラルウォーター類には、農林水産省による品質表示のガイドラインが設けられており、品名は以下の4つに分類されています。

ミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドライン

  • ナチュラルウォーター
  • ナチュラルミネラルウォーター
  • ミネラルウォーター
  • 飲用水・ボトルウォーター

ここでは、品質表示ガイドラインによるミネラルウォーター類の分類について説明します。

ナチュラルウォーター

ナチュラルウォーターは、「特定の水源から採水した地下水」を原水とした水のことです。ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わないこともナチュラルウォーターと表示できる条件となっており、「天然水」ということもできます。

ナチュラルミネラルウォーター

ナチュラルミネラルウォーターは、ナチュラルウォーターのうち、鉱化された地下水を原水とした水を指します。鉱化された地下水とは、「地下を移動中、または地下に滞留している間に地層中の無機塩類が溶解した地下水(天然の二酸化炭素が溶解し、発泡性を有する地下水を含む)」のことです。

ナチュラルウォーターと同じように成分調整はされておらず、天然水と表記できます。

ミネラルウォーター

ミネラルウォーターは、ナチュラルミネラルウォーターを原水とした水です。品質を安定させる等の目的のため、ミネラルの調整、ばっ気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合等が行われています。

普段、多くの人が「ミネラルウォーター」と言っているものは、ミネラルウォーター類のことでしょう。しかし、狭義の意味では上記のように定義された水のことを指します。

飲用水・ボトルドウォーター

上記の「ナチュラルウォーター」、「ナチュラルミネラルウォーター」、「ミネラルウォーター」以外の水は、「飲用水」または「ボトルドウォーター」に分類されます。

地下水を原水とせず、殺菌処理をすることが認められており、ウォーターサーバーなどで飲める水などがこれに該当します。

ミネラルウォーターに関する疑問

続いて、ミネラルウォーターに関するよくある疑問を解決していきます。

ペットボトル入りの水はすべてミネラルウォーター?

日本では、ペットボトルなどの容器に入った水を総称してミネラルウォーターと呼ぶことがあります。しかし、先述したように「飲用水」、「ボトルドウォーター」と表示されているものは地下水や湧水を原水としていないため、厳密には「ミネラルウォーター」とは呼びません。

ミネラルウォーター以外のペットボトル入りの水には、以下のようなものがあります。

海洋深層水

海洋深層水は、水深200メートル以深の海水に脱塩処理やミネラルの調整などを施し、飲み水として飲用できるようにしたものです。表層水と比べて汚染が少なく、ミネラルに富んでいると言われています。

水道水

最近では、水道水の水質の良さをアピールするため、各自治体が水道水をボトルに入れて販売しているケースがあります。

最近は、上記以外にも様々な水が登場しています。ペットボトル入りの水はすべてミネラルウォーターというわけではないので、気になる人は商品ラベルを確認してから購入・飲用するとよいでしょう。

ミネラルウォーターにはミネラルが多いの?

名前に「ミネラル」という言葉が入っているので、「ミネラルウォーターにはミネラルが多く含まれている」と思っている人も多いかもしれません。

確かに、長い年月をかけて地層中を移動、滞留した地下水には土壌中のミネラルが溶解していると考えられています。中には、豊富な含有ミネラルを売りにしている製品もあります。

しかし、ミネラルウォーターにはミネラルの含有量に基準が設けられているわけではありません。ミネラルの種類と含有量は製品によって違いがあり、含有量が多い水もあれば、水道水とあまり変わらないものもあります。

ミネラルの種類や量で水を選ぶ場合は、商品ラベルを見て種類や含有量を確認するとよいでしょう。

軟水と硬水の違い

軟水と硬水の違い

分類 硬度 採水地 飲みやすさ
軟水 低い 日本国内が多い 飲みやすい
硬水 高い 海外が多い 好みが分かれる

水は、硬度の違いにより「軟水」と「硬水」に分けられています。硬度は水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量によって決まります。

軟水は、カルシウムやマグネシウムが少なく硬度が低い水。クセがなく飲みやすいのが特徴で、コーヒーやお茶、料理などに幅広く使えます。日本はほとんどの地域の水道水が軟水なので、日本人の多くは軟水を飲み慣れています。

一方、硬水はカルシウムやマグネシウムを多く含んだ硬度の高い水です。独特の口当たりなので、飲みにくいという人や、体質に合わずお腹の調子が悪くなる、という人もいます。日本では硬水を採水できる場所はごく一部のため、現在日本で販売されている硬水の多くは採水地が外国の輸入品です。

水の硬度の基準はいくつかあり、厚生労働省が定める硬度の基準は以下のとおりです。

厚生労働省の硬度の基準

硬度 炭酸カルシウムの含有量
軟水 60mg/L以下の水
中硬水 60~120mg/Lの水
硬水 120~180mg/Lの水
超硬水 180mg/L以上の水

水でミネラルを多く摂りたい人は、カルシウムやマグネシウムなどの含有量が多い硬水を飲む、という方法もあります。

しかし、硬水のミネラルウォーターだけでは体に必要なミネラルを摂取することはできません。ミネラルは水のみから摂るのではなく、本来は食事からも摂取するのが理想的だということは忘れないようにしましょう。

ケイ素入りの「シリカ水」はどんな水?

硬水のほかにも、ミネラルの多い水として美容や健康を意識している人に注目を集めている水があります。ミネラルの1種である「ケイ素」を含有した「シリカ水」です。

ケイ素はあまり管理されていない湧水や井戸水、鉱泉水に高濃度で含まれることがあり、人間の肌、髪、血管などにも含まれている成分です。コラーゲンやエラスチンを作ったり、強化したりする作用があると言われています。コラーゲンなどは加齢とともに減少するため、水から補いたいとケイ素入りのシリカ水を飲む人も増えているようです。

ただし、ケイ素(シリカ水)に関しては安全性に関するデータが十分ではなく、摂取基準なども特に定められていません。

ミネラルウォーター=天然水?

地下水や湧水には 「天然」や「自然」といった印象があり、実際にそのような名前の商品も存在します。

しかし、先述のとおり、ミネラルウォーター類の品質表示ガイドラインでは、「天然」、「自然」あるいはそれに類似した表示が許されているのは「ナチュラルウォーター」と「ナチュラルミネラルウォーター」の2種類のみ。水の混合などが行われているミネラルウォーターは「天然水」と表示できません。

ミネラルウォーターは水道水よりも安全?

一昔前は水道水の水質が今ほど良くなく、しばしば問題になっていたこともあり、「ミネラルウォーターの方が安全」と思われがちでした。

しかし、現代の日本では水道水も厳しい水質基準をクリアし、安全になっています。

一方、食品衛生法で定められているミネラルウォーターの規格基準は、水道水に比べて項目数が少なくなっています。

つまり、ミネラルウォーターと水道水は水質基準が違うため、どちらがより安全かということは簡単には比較できないのが現状です。

塩素消毒の有無

もう1つ、ミネラルウォーターと水道水は水の処理方法が違います。

水道水には雑菌の繁殖などを防ぐために塩素消毒が行われており、蛇口の時点でも残留塩素を0.1mg/L以上保持するよう定められています。

一方のミネラルウォーターは、加熱殺菌などは行われていますが、塩素は使われていません。そのため、塩素特有のカルキ臭などはありませんが、雑菌の繁殖といった心配があります。開封後は冷蔵保存する、早めに飲みきるなど適切に扱うことが必要です。

pH値は気にした方がいい?

飲み水にこだわりのある人は、水を選ぶときにpH値も気になるかもしれません。

pH値とは水の性質を表した数値で、酸性・中性・アルカリ性の3つに分類されています。

pH値の分類

酸性 0~6.9
中性 7.0
アルカリ性 7.1~

この性質の違いは主に味に表れ、酸性が強いと酸っぱく感じ、アルカリ性が強いと苦味を感じると言われています。

しかし、ミネラルウォーターも水道水もpH値は「5.8以上8.6以下」に設定されているため、味が大きく変わるわけではありません。

飲み水の理想のpH値は、人間の体液のpH値(7.4前後の弱アルカリ性)に近い中性〜弱アルカリ性(7〜8)だと言われています。弱アルカリ性の水を毎日自宅で手軽に飲むなら「整水器」がおすすめです。

まとめ

この記事では、ミネラルウォーターの定義や種類、含有成分や他の水との違い、ミネラルウォーターに関するよくある疑問点などをまとめました。

ミネラルウォーターには定義や規格があります。普段「ミネラルウォーター」と呼んでいる水が、実はミネラルウォーターではないものがあることがおわかりいただけたかと思います。

この記事の内容を参考に、「いつも飲んでいる水がどれに当てはまるのか」など調べてみましょう。


<参考文献>
「Q&A集」一般社団法人日本ミネラルウォーター協会
(https://minekyo.net/publics/index/7/detail=1/c_id=20)
「ミネラルウォーターの作り方を教えてください」サントリー
(https://www.suntory.co.jp/customer/faq/001895.html)
「ミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドライン」一般社団法人 全国清涼飲料連合会
(http://www.j-sda.or.jp/manufacturing/regulations_and_guidelines02_mineralwater.php)
「おいしい水道水ボトルウォーター」公益社団法人日本水道協会
(http://www.jwwa.or.jp/anzen/bottle.html)
厚生労働省
(https://www.mhlw.go.jp/index.html)
東京都水道局
(https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/)