アルカリ性とは何か?その度合い、酸性との違い

アルカリ性と酸性、小学校の理科の実験などでもお馴染みですよね。でも改めて「アルカリ性ってどういうこと?」と聞かれると、答えに困ってしまう方も意外と多いのではないでしょうか。

アルカリ性って何? 酸性との違いは? もう一度おさらいしてみたいと思います。

アルカリ性と酸性の違い

アルカリ性は通常「塩基性」という言葉と同じ意味で使われます。「塩基」というのは一般的に水溶液中で水酸化物イオンを放出する、または酸から水素イオンを受け取る物質のことを言います。塩基の持つ特性を塩基性と言い、特に塩基の水溶液が示す性質をアルカリ性と言います。

アルカリ性や酸性を決める物差しとなるのが「pH(ピーエイチ)」、すなわち水素イオン指数(水素イオン濃度の指標)です。pH7が「中性」で、7よりも大きいものを「アルカリ性」、小さいものを「酸性」と言います。

アルカリ性か酸性化を見分ける方法としてはリトマス試験紙やフェノールフタレイン溶液などがあります。アルカリ性の場合、リトマス試験紙は赤色から青色に変化します。また、フェノールフタレイン溶液は赤色になります。

「アルカリ」というのは元々アラビア語で植物の灰を意味する言葉から来ています。アルカリ性の水溶液は苦味のあるものが多く、また触るとぬるぬるするという特徴があります。

<参考>

「化学基礎 酸と塩基」NHK高校講座  https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/kagakukiso/archive/resume025.html

アルカリ性の度合い

「アルカリ性」と一口に言っても、強さの違いがあります。pH値が7より大きいものをアルカリ性と言いますが、この値が大きければ大きいほどアルカリ性の度合いが強いということになります。

具体的には、溶液中の水酸化物イオン濃度が高いほど強いアルカリ性となります。 私たちの身の回りのものでは、海水がpH8前後、重層水も同じくpH8前後、石鹸水がpH9~10前後と言われています。藍染などに使われる灰汁はpH13前後と強いアルカリ性を示します。

アルカリ性の溶液は触るとぬるぬるするという特徴がありますが、強アルカリ性である水酸化ナトリウム水溶液などは皮膚を溶かすほどの力を持っており、劇物にも指定されています。

まとめ

それでは最後に、アルカリ性とは何かということをまとめておきます。

  • アルカリ性とは「塩基性」とほぼ同義で、pHが7よりも大きいものをいう
  • pHの値が大きければ大きいほど、アルカリ性の度合いが強いということになる

<参考文献>

「化学基礎 酸と塩基」NHK高校講座  https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/kagakukiso/archive/resume025.html