浄水器の必要性を考える!今本当に浄水器は必要か? | 水と健康の情報メディア|トリム・ミズラボ - 日本トリム

浄水器の必要性を考える!今本当に浄水器は必要か?

浄水器って本当に必要なの?そんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか。今では約3分の1の家庭で浄水器が設置されていると言います。

でも、自分の家庭に本当に必要かどうか、考えてしまいますよね。ここでは、浄水器の必要性について考えてみたいと思います。

なぜ浄水器が必要なの?

そもそも、なぜ浄水器が必要なのでしょうか?日本の水道水は、水道法によって水質基準が厳しく定められており、そのまま飲用しても問題なく、味わいも非常に優れたものとなっています。しかし、水道水には気になる点もいくつかあります。

例えば殺菌のために用いられている塩素です。塩素により私たちは安心して水道水を使うことができるのですが、一方で塩素によってカルキ臭と呼ばれる独特のにおいが生じることがあります。これを取り除くために浄水器が必要という方も多いようです。

もう一つ、水道水自体ではなく、水道管などの設備の劣化により水質が低下してしまうケースもあります。飲み水や料理に、より安心しておいしい水を使いたいという方にとって、浄水器は必要不可欠なものとなっているようです。

浄水器の必要性が高いケース

では、実際にどんな場合に浄水器の必要性が高いと考えられるのでしょうか。

残留塩素量が多い地域

水道水中の残留塩素の量は地域によっても異なります。残留塩素濃度が高ければカルキ臭は強くなり、浄水器の必要性も高くなります。水源の水質がよくない場所では、使われる塩素の量が多くなるのが一般的です。

また、塩素は時間の経過とともに消失するため、浄水場に近い場所のほうが残留塩素濃度は高くなると言われています。残留塩素濃度は、季節によっても変わることがあります。カルキ臭が強いと感じる場合には、浄水器の設置を検討するのも一つです。

水道管や貯水槽の劣化が気になる場合

築年数の古い建物などでは、水道管の劣化によって水道水質が低下することがあります。例えば、水道管のサビによって蛇口から赤い水が出てくるというケースもあるようです。

また、かつては集合住宅に設けられている貯水槽の管理不足による水質の低下が問題に挙げられることがありました。

設備上の問題は自分ですぐに解決することが難しく、浄水器が必要になるケースも多いようです。

赤ちゃんがいる家庭

赤ちゃんのいるご家庭では、浄水器が必要不可欠という声も聞かれます。赤ちゃんの口に入るものには気を付けたいというご家族の方も多いのではないでしょうか。

ミルクに使う水など、赤ちゃんのためには不純物の少ない清浄な水を使いたいですよね。

単に浄水器を設置すればよいということではなく、性能にもこだわって選んでいる方が多いようです。

まとめ

それでは最後に、浄水器の必要性についてまとめておきます。

  • 浄水器とは、水道水から残留塩素などを除去し、よりおいしい水を生成するための機器
  • 投入される塩素の量が多い、水道管の劣化が気になる、赤ちゃんがいる場合などは浄水器の必要性が高い

<参考文献>
「浄水器とは」一般社団法人浄水器協会
(http://www.jwpa.or.jp/jo_what.htm)
一般社団法人 浄水器協会
(http://www.jwpa.or.jp)
東京都水道局
(https://www.waterworks.metro.tokyo.jp)