飲料水を備蓄しよう!いざというときのための飲料水の備蓄の仕方 | 水と健康の情報メディア|トリム・ミズラボ - 日本トリム

飲料水を備蓄しよう!いざというときのための飲料水の備蓄の仕方

皆さんは、飲料水の備蓄をしていますか?

自然災害への備えが重要だと言われる現代。いざというときになくてはならないものの一つが、飲料水です。

どのくらいの飲料水を備蓄しておけばいい?備蓄した飲料水の期限は?飲料水の上手な備蓄の仕方をご紹介します。

なぜ飲料水の備蓄が必要?

地震などの大規模自然災害が起こった際には、電気やガス、交通などのライフラインが寸断されることもあります。その中でも特に重要な問題となるのが、「水」です。

私たち人間は飲料水がなければ生きていくことができません。また、赤ちゃんのミルクを作ったり、炊飯などの料理をしたりする際にも、水はなくてはならないものです。飲用だけではなく、トイレや洗顔、歯磨きなど生活のさまざまな場面で水が使われています。

水が不足しているという状態は、精神的にも非常に不安です。いざというときに自分たちが使う最低限の水を確保できるよう、普段から飲料水を備蓄しておくことが大切なのです。

どのくらいの飲料水を備蓄したらいい?

災害などに備えて飲料水を備蓄したほうがよいとは知っていても、どのくらいの量を備蓄しておけばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

首相官邸ホームページによれば、1日に必要な飲料水は1人あたりおよそ3ℓ、それを3日分、すなわち1人あたり9ℓが備蓄しておく目安となっています。4人家族であれば、9×4=36ℓの飲料水を備蓄しておくことが望ましいということです。

より大規模な災害になれば、5日間、あるいは一週間分の飲料水が必要になることもあります。

今一度、備蓄している飲料水が十分かどうか確認してみてはいかがでしょうか。

持ち運びに便利な500mlペットボトル、多用途に使える2ℓペットボトル、10~20ℓの大容量タンクなど、さまざまなサイズの飲料水を備蓄しておくと、いざというときにも安心です。

備蓄した飲料水の賞味期限は?

備蓄している飲料水、「いつ購入したものか忘れた…」「期限は大丈夫?」などと心配になることもありますよね。

一般的なペットボトル入りの飲料水の賞味期限は、1~2年前後のものが多いようです。ペットボトルなどの容器はわずかながらも空気を通す性質があり、それによって水が変質してしまうことがあるため、このような期限が設けられているのです。

備蓄している飲料水は時々期限を確認するようにし、期限が迫っているものは新しく購入したものと入れ替えるなどしましょう。

備蓄用として販売されている飲料水の中には、処理方法や充填方法を工夫することにより、保存期間を5年程度と長くしたものもあるようです。

まとめ

それでは最後に、飲料水の備蓄の仕方についてまとめておきます。

  • 飲料水は必要不可欠なものであり、いざというときのために備蓄しておくことが大切
  • 備蓄する飲料水の量は、1人あたり1日3ℓを3日分、およそ9ℓが目安
  • 備蓄している飲料水は賞味期限を確認し、適宜入れ替えることも必要

<参考文献>
「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~」首相官邸
(https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html)
「飲料水、必要備蓄量は2割 1人あたり3日分9リットル」日本経済新聞 2018.8.31
(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34816830R30C18A8CR0000/)