ゆず茶の作り方 簡単レシピから本格アレンジまで | 水と健康の情報メディア|トリム・ミズラボ - 日本トリム

ゆず茶の作り方 簡単レシピから本格アレンジまで

寒い冬の日に飲むホットドリンクといえば、皆さんは何を思い浮かべますか?
おそらく多くの人がコーヒーや紅茶、ココアといった定番のホットドリンクを思い浮かべるのではないでしょうか。
こういった定番のホットドリンクもさることながら、最近では柑橘系の香りや酸味を楽しむ「ゆず茶」というホットドリンクも人気を集めています。
ゆず特有の豊かな香りと爽やかな酸味は、コーヒーや紅茶などのドリンクとはまったく異なる味わいがあります。
定番のホットドリンクに飽きてしまった方や、爽快感のあるホットドリンクをお探しの方は、一度「ゆず茶」を試してみてはいかがでしょうか。

今回は、ゆず茶の作り方について、ご紹介していきたいと思います。

ゆず茶の簡単レシピ

ゆず茶は、緑茶や昆布茶のように、乾燥させた食材(茶葉や粉末)にお湯を注いで作る飲み物ではありません。
ゆずの皮と身を砂糖漬けにし、それにお湯を注いで作る飲み物です。
作り方は簡単で、漬け置きの期間を除けば、時間もそれほどかかりません。

それでは、具体的な作り方をみていきましょう。

準備するもの

準備するものは以下の3つです。

ゆず・・・4個(約400g)
グラニュー糖・・・400g(氷砂糖や蜂蜜でも可)
保存びん・・・容量約1Lの密閉できるもの

上記の分量で、だいたい20杯分のゆず茶が作れます。

ゆずの種類

ゆずは一年中出荷されている果物(野菜)ですが、出荷される時期によって「色、サイズ、値段、香り」が異なります。

・4月以降──青ゆず(ハウス栽培):かなり小ぶりで、清涼感の強い香り。流通量が少なく高価
・7月以降──青ゆず(露地栽培):青ゆずはカボスやスダチとほぼ同色の深緑色。黄ゆずよりも爽やかな香り
・11月以降──黄ゆず(露地栽培):完熟したゆずで、皮の色は黄色。爽やかさを残しつつも深く豊かな香り

青ゆずを使ってゆず茶を作ることもできますが、黄ゆずの方がより深く豊かな香りを楽しむことができます。
また、ゆずの種類は「本ゆず」や「花ゆず」など、いくつかの種類がありますが、入手しやすくて香りも強い「本ゆず」の使用をオススメします。

作り方

1.保存びんを煮沸消毒し、よく乾かす(食中毒を防止するため)
2.ゆずを水で洗った後、水気をしっかり拭き取る
3.ゆずのへたを取る
4.皮に浅く切り目をいれて(放射線状に4~6つ)、皮をむく
5.皮は内側についている白い部分を大まかに取ってから、細切りにする
6.身は房を分け、半分に切って種を取る
7.保存びんに、ゆずの皮と身を1/3量を入れる
8.次に、氷砂糖の1/3量を重ねるようにして入れる
9.同様に「ゆずの皮と身 → 氷砂糖」の順で、もう2回ずつ重ねる
10.保存びんのフタを密閉して冷暗所におく
11.氷砂糖が溶けるまで、ときどきびんを優しく振る
12.約1週間で「ゆずの砂糖漬け」ができる
13.好みの量をお湯に混ぜれば、ゆず茶の完成

ゆず茶の本格アレンジレシピ

上項では「加熱をしない」ゆず茶の作り方をご紹介させて頂きました。ゆず茶は加熱せずに作ると「酸味」が効いて爽やかな風味になります。また、それと同時に若干の「苦み」が残ることもあり、これはこれで「ゆずの風味」として楽しむことができます。

しかし人によっては、これらの風味が口に合わないこともあるかもしれません。
“ゆず特有の香りは残しつつも、酸味や苦みは極力抑えたい”
このようなゆず茶を作るには、先ほどの作り方よりも少し手間ひまをかける必要があります。
しかし、その分できあがったゆず茶は角がとれて飲みやすくなります。
酸味や苦みが口に合わないお子様にもオススメです。

材料

準備するものは以下のとおりです。

ゆず・・・4個
グラニュー糖・・・ゆずの皮の重さの70%
蜂蜜・・・お好みに応じて
保存びん・・・容量約1Lの密閉できるもの
ボウル・・・直径20~23cm程あれば十分
スプーン
キッチンスケール(計量器)

上記の分量で、だいたい20杯分のゆず茶が作れます。

作り方

1.保存びんを煮沸消毒し、よく乾かす(食中毒を防止するため)
2.ゆずを洗い、横半分にカットして、果汁を絞る(果汁はボウルへ入れ、種は捨てる)
3.皮の裏についている白ワタ部分はスプーンで取り除く
4.取り除いた後の皮の重量をはかり、その重量の70%のグラニュー糖をボウルに加えて果汁と混ぜる
5.鍋にたっぷりの水を入れ、そこにゆずの皮を入れて火にかける
6.沸騰したら一度お湯をすべて捨て、再びたっぷりの水を鍋に入れて火にかける
7.沸騰したら弱火にして、そこから10分ほど皮をゆでる
8.ゆでたら皮を冷水に浸して熱をとる
9.熱がとれた皮は、へたを取り除いてから細切りにする
10.混ぜ合わせておいた「果汁&グラニュー糖」と「細切りにした皮」を鍋に加えて火にかける
11.煮立ったら弱火にして、そこから10分ほど煮る
12.「もう少し煮込んで硬さを出したい」と思うくらいのところで火を止めておくと、冷めた後に丁度良い硬さに落ち着く
13.ある程度冷めたら味見をして甘みの調整をする(蜂蜜を加えて調整してもよい)
14.甘みの調整が済んだらジャムのできあがり
15.好みの量をお湯に混ぜれば、ゆず茶の完成

ゆずの砂糖漬けやジャムを使った料理

ゆずの砂糖漬けやジャム(以下「ジャム」)の使い道は、「ゆず茶」だけではありません。
例えば、ジャムにからしと味噌を混ぜてアツアツのおでんの大根にかければ、「風呂吹き大根」のような料理ができあがります。
また、ジャムと拍子切りした大根、お酢、塩をビニール袋に入れて揉み、空気を抜いて口を縛れば、1日ほどで「ゆず大根の浅漬け」もできます。
他には、ジャムに醤油、酒、コチュジャンを混ぜ、それをから揚げにのせて食べる方法などもあります。
さらに、どろどろの状態の寒天にジャムを混ぜて冷やせば、見た目にも楽しい寒天デザートのできあがりです。
トッピングとして使うのであれば、ヨーグルトやババロア、クラッカーなんかに乗せてもよいでしょう。

このように意外とたくさんの料理にマッチしますので、みなさんが普段食べている料理や食材にも一度試してみてはいかがでしょうか。

さいごに

日本では、毎年冬至になると「柚子風呂」に入る風習があります。
柚子の香りに包まれながら入浴すると一日の疲れやストレスは吹き飛び、なんともいえない幸福感に包まれます。
今回ご紹介させて頂いた「ゆず茶」も、飲むことで少しの間それと似た感覚を味わうことができます。
もちろん、柚子風呂ほど大きなヒーリングパワーを感じることはできないかもしれませんが、温かいお湯さえあれば、ちょっとしたブレイクタイムや隙間時間にゆずの癒しを感じることができます。

ストレス社会において、自分に適したメンタルケアの方法を知っておくことは大切です。
深いリラックスを得られる飲み物には、他に「水出し緑茶」などもあります。
冬は「ゆず茶」を飲み、夏は「水出し緑茶」を飲む──。
そういった飲みわけで、美味しくメンタルケアをはかってみるのも良いかもしれませんね。


参考文献

料理通信「端境期をつなぐ温室育ちの青柚子 ハウス柚子」

https://r-tsushin.com/journal/japan/hattori_yukio12/#page-2

キッコーマン「ゆず茶【きちんとつくる人気の本格味】のレシピ・つくり方」

https://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/recipe/00002766/index.html

シェフごはん「ゆず茶 土屋 英明シェフのレシピ

https://chefgohan.gnavi.co.jp/detail/4435/

雑誌「オレンジページ(2020年12月17日号)」オレンジページ 出版